電源にノイズフィルタを入れてみる
寝室のオーディオは,スピーカ以外は余り物の寄せ集め.そこそこ鳴ればいいやと始めたものの,それなりに手を入れたくなってきてしまうのはサガなのだろう.
一応壁のコンセントは,パナのWN1318というホスピタル・グレード物.コンセントプラグは同じくパナのWF5113.これはホスピタル・グレードではないものの,とてもしっかりした作りで,なおかつコンセント周りがすっきりするので「居住空間」にはとてもいい.
この先に,TDKの8A容量のノイズフィルタを経由して電源タップをつなげている.一応アースは「なんちゃってレベル」ながらつながっている.
で,測定結果はこう.
上がノイズフィルタなし,下がノイズフィルタあり.特に左下あたりに顕著な違いが見えるが,フィルタなしでは22mVppくらいあるノイズが,フィルタありでは10mVpp以下になっている.これはノーマルモードのノイズなので,コモンモードではもっと差があるかもしれない.
とはいうものの,280Vppの中での何十mVという話しであって,ほとんど気のせいのレベルではある.
しかし試聴してみると,演奏場所の空間をより感じるようになった気がする.高音も,ちゃんと出ているけど耳に刺さらないとか,「お!?」と思える変化があったような,気がする.
気のせいもまたオーディオの楽しみ.なにせ音は,耳ではなく脳で聴いているわけですからね.