熱収縮チューブを整理する
電子工作を続けていると,電線の末端や,コネクタとの接合部などをきれいに絶縁処理したくなりだす.そんなときに活躍するのが,熱収縮チューブ.市販されているものは大きく二種類あって,光沢のある三菱樹脂のヒシチューブと,艶消しな住友電工のスミチューブ.私はどちらかというとスミチューブのファン.
使用する電線やコネクタのサイズがまちまちなので,いろいろなサイズのものを常備しておきたい.が,意外と整理がやっかいなのと,補充するときに何ミリのものが在庫薄になっているのか把握しづらい.
いろいろ思案して,サイズを表示したクリップではさんでつるしておく方法にしてみた.
ちなみに,熱収縮チューブを収縮させるには,以前ははんだごてをつかっていた.でも,こて先に残っていたはんだで汚れたりして,いまひとつ仕上がりに不満があった.
そこで導入したのが,小型の熱風送風機.
これはコテライザーと言って,本来はガス式のコードレスはんだごて.でもオプションに送風口のものがあって,これを装着するとペンタイプの熱風送風機になる.電子工作での細かなケーブルの先に熱収縮チューブを装着するときなど,まことに調子がいい.燃料は,市販のガスライターのものが使える.およそ¥5Kと決して廉価なものではないけど,熱収縮チューブを使うならぜひ揃えたい逸品.いざというときには,緊急はんだごてにもなる.