エレキットのプリアンプTU-8500を作る 【その4】
完成して正常動作したのですが,よく聴くと,音像がわずかに右に寄っていました.どうやら,今回使ったLinkmanのボリュームRD925Gの特性差によるもののようです.
そこで,ボリュームに補正抵抗を付けて回避することにしました.
回路的にはこうです.レベル(音量)の低い側のボリューム回路に,図のように補正抵抗を入れて,分圧比を補正します.
TU-8500の基板には,EXT VRという,外部ボリューム?を使う場合のパターンがあります.このパターン穴は,ボリュームと完全に並列になっていますから,ここに補正抵抗を付ければうまくいくはずです.写真は,Lチャネル側に補正抵抗を入れたところです.おおまかな計算であたりをつけて,実際に出力レベルが合う値を実装しました.今回は1MΩにしました.
ほとんどの場合,800KΩ~1MΩくらいで補正できると思います.
【つづく】
↓amazonへのリンクです.イーケイジャパンはエレキットの会社です.