Tachi technical blog

工作とか技術関連の話題を書いていきます

熱収縮チューブを整理する

電子工作を続けていると,電線の末端や,コネクタとの接合部などをきれいに絶縁処理したくなりだす.そんなときに活躍するのが,熱収縮チューブ.市販されているものは大きく二種類あって,光沢のある三菱樹脂のヒシチューブと,艶消しな住友電工のスミチュ…

アンプのボリュームを交換する

DACのボリューム交換がよい感じだったので,アンプのボリュームも交換することにした. PCに使っているTA2020を使ったデジタルアンプ.元祖?カマデンの純正基板(笑)に,いくつか改造を施したもの.デジタルアンプなのに,味のある音色で気に入ってる.当…

DigiFi付録DACのボリュームを交換する

DigiFi vol15~16付録のOlasonic製DAC.なかなかよい音で安定動作中. 先日はアナログ部分の電解コンデンサを交換したのだけど,もうひとつボリュームも気になる部分なので交換してみることにした.このDAC,ヘッドホン出力だけでなくライン出力もボリューム…

マウスを修理する

職場で使ってるVAIO君のマウスが,チャタリングを起こすようになってしまった.まだ二年くらいしか使ってないのに.買い換えようと思ったのだけど,Bluetoothマウスって驚くほど選択肢がない.ロジクールのにしようかと思ったら,生協で納期が数週間と言われ…

雑誌付録olasonic製DACのコンデンサを交換する

DigiFi付録のDACは順調に稼働中.ただ,我が家の環境では,もう少し音質に透明感がほしい感じだったので,少し改造してみることにした. 元のオーディオ回路には,AiSHiという台湾メーカのコンデンサが使われている.これをオーディオ用に変更してみることに…

電源装置を作る

ときどき,数A取れる電源がほしいことがある.ノイズレベルとかはどうでもいいので,とにかく電流取れる電源を作ることにした.用途として,たとえば真空管のヒーターの試運転をさせようと思うと,1Vから19Vくらいの範囲で,けっこう半端な電圧を要求された…

無線LAN中継器をまっすぐにする

Buffalo社の無線LAN中継器WEX-733D.導入して2カ月になるが,すこぶる快調.ただ,ひとつだけ気になることが. こんなふうに,自分の重みでじわじわと傾いていってしまって,その結果コンセント部に隙間ができる.「ただちに影響はない ^^;」とは思うものの…

DigiFi付録のDACを組み立てる

DigiFi誌15号と16号には,Olasonic設計のDDコンバータとDAコンバータが付録についてきた.両方を組み合わせると,最大96KHz/24bit対応のUSB DACを作れる. 秋葉原の老舗ケース店「奥澤」さんから専用ケースが出たので,入手して組み立ててみた. 左がDigiFi …

真空管の測定アダプタを作る

真空管テスター動作時の正確な電圧を測りたい.あるいは,アンプ動作時の各部の電圧を,シャシーをひっくり返さずに測りたい.なんてことがときどきある.ということで,ちょっとしたアダプタを作ってみた. 使うのはこんなソケットとプラグが一体になった,…

DAコンバータを改造する

5/4のブログ SPDIFをアイソレートしてみる - Tachi technical blog で,DAコンバータの同軸入力をアイソレートする実験をした.使ったのはこんな評価基板. あれから数ヶ月使っているけど,特に問題もなく,音質も「気のせい」レベルで良くなったようなので…

電源タップにノイズフィルタを追加する

寝室のオーディオの電源にノイズフィルタを入れたらとてもよかったので,リビングのセットにも入れてみることにした. もともと,松下のWN1318を使った自作タップを使っていた.さすがにここに内蔵させるのは厳しいので,もうひとつスイッチボックスを連結し…

USBの消費電力を測る

ちょっと面白そうな測定具を見つけたので入手してみた.ルートアールの「USB 簡易電圧・電流チェッカーRT-USBVA3USB」という物で,USBの電圧と電流を測定できる.電圧と電流は同時表示で,それぞれ違う色のLEDを使っていて,見た目にもきれいだ. 早速,Nexu…

電源にノイズフィルタを入れてみる

寝室のオーディオは,スピーカ以外は余り物の寄せ集め.そこそこ鳴ればいいやと始めたものの,それなりに手を入れたくなってきてしまうのはサガなのだろう. 一応壁のコンセントは,パナのWN1318というホスピタル・グレード物.コンセントプラグは同じくパナ…

内科的にさぐるノイズの謎

ケーブルによってUSBケーブルの電源ノイズが大きく異なることがわかった.この問題,オシロスコープのタイム・レンジを変えてみると,こんな波形であることがわかった. 上が電源ライン,下がデータラインである.見事に同期している.多分,だめなケーブル…

幽霊の 正体見たり ノイズかな

オーディオのオの字はオカルトのオと言われる.実際,電気回路は音質に関係ないんだなどと豪語する街の発明おじさんが先生と呼ばれていたりする世界だ. 昨今すっかりオーディオもデジタル化して,PCをプレーヤにする例も増えてきた.で,例のごとく,「ケ…

半導体チェッカを入手してみた

PEAK electronic design社の「Atlas DCA Pro - Model DCA75」という半導体チェッカを入手してみた.http://www.peakelec.co.uk/acatalog/dca75-dca-pro.html トランジスタ類は,思いの外特性にバラツキが多い.あと,知りたい特性が必ずしもデータシートに載…

超音波センサを使ってみる

電源回路はちょっとおやすみ murataの新しい超音波マイクMA40H1S-Rを使ってみた.これまで小型の超音波マイクは,秋月で売ってるセンサを愛用してた. http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03106/ このセンサは1KHzくらいから60KHzくらいまで十分な感度が…

キレイで速い電源を作る(2)

定電流負荷回路を実装.回路も一部の定数を見直した. 設計値と実測値の関係は以下の通り. 1.LM317による定常電流部(回路右側) 設計値 実測値 10mA 10.7mA 20mA 20.7mA 50mA 52.3mA 100mA 107mA 2.可変電流部(回路左側) 設計値 実測値 10mA 10.6mA …

キレイで速い電源を作る(1)

超低ノイズで,なおかつ負荷変動へのレスポンスが高速な電源を作りたい.用途は,小信号のオーディオ回路.まずは計測環境から作ることにした.必要なのは可変の負荷回路と,ノイズ計測用のアンプ. 負荷回路の設計案は下図のような感じ.2つの定電流回路の…

電源をキレイにしてみる

OlasonicのDLNAプレーヤNP-1.こいつの電源はスイッチング式のACアダプタだ.NP-1の中は純粋なディジタル回路だし,たぶんそれなりの電源回路も積んでいるはず.でもなんとなく気になってしまう.だって供給している電流はこんなのだから. 画面で確認できる…

SPDIFをアイソレートしてみる

寝室のオーディオは,マルチメディアプレーヤとOlasonic NP-1が,DACであるModel2に同軸で接続している. Model2の同軸入力は,パターンを追ってみると単に75Ωの抵抗で受けているだけのようだ. ノイズ面で不利かもしれず,アイソレーション回路を入れてみ…